社長の息子が辞めるとき 11

ライン転職に登録して2日後、なかなか良いかもしれない、いや強いて言うなら良いかもしれない会社に応募した。

すごく小さい会社で年間の売り上げ金額も元いた会社の10分の1。

人数も半分以下。

社名からして親族経営。

町工場だからそりゃそうか。

でも今より給料おおいし、今より休みもおおいし、嫁の実家から近すぎず遠すぎない。

なんだかやっていることも似ているようだ。

それから、ネットで血眼になってその会社の事を徹底的に調べた。

といっても小さな町工場の情報なんかあまりでてこない。

せいぜいそこの社員が転職サービスに会社を登録したときに書かされたであろう会社レビューくらいだ。

こういうときは「良い」ところをあまり当てにしない、「悪い」ところが我慢できるかどうか当てにするようにしている(持論)

なになに、悪いところ…

ボーナスが低い?月給が今より断然いいから我慢できる。

製品が見えるようなところに設置されないからやりがいを感じにくい?今までもそうだったから気にしない。

社員みんな家族のようだ?ここは要注意だな。

まあでも強いて言うならここが今のところ一番かな?応募しちゃえ!(ポチ)

そうして僕の書類が向こうの会社に行き、書類先行が通ったとの連絡がきた。

それからは転職サービスを挟んで向こうの社長さんとやり取り。面接日を決める。

そして飛行機にのり会社に出向く。

飛行機は好きだ、ひとり旅は好きだ純粋にそれだけで楽しい。

面接前に喫茶店でお昼を済ませ、イメトレしてそのまま面接に向かった。

面接が終わると、そのまま大きい駅の近くのホテルに泊まり、翌日朝から空港に向かって帰った。

空港での朝ごはんは最高だった。

その次の日、採用するとのメールが入った。

はやすぎん?たまげたよ。

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