社長の息子が辞めるとき 10

実は時を少し遡り工場長の先生を呼び出し、仕事を辞める決意をし、転職活動中だと伝えるため、焼き肉にいった。

どうして焼き肉なのかというと、すぐちかくだったし、友達がインスタに良く食事の様子をアップしてて美味しそうだと思っていたからだ。

店に入って一時間、肉とビールを胃にぶちこむがなかなか転職の事を切り出せずにいた。

なんとなく察していた先生は

「それで?俺を呼び出した本当の目的は?」

ときた。

【セット】からくりサーカス(全巻)

仕事を辞める、嫁の実家近くに引っ越す

嫁のためだ。

と言い訳をした。

これは占い師がこんな言い訳でもしないと会社辞めれないでしょ?

と、二人で決めた言い訳だった。

「お前長男だろ、実家はどうする」

そんなことをいわれながら

まだ決めてないです、わかんないです。

などと適当な返事で返した。

でも実際、本当に決めていなかった。

本当に辞める理由はとにかく、今お金がない。

今、少しでも生活が楽になるような会社に入りたい。

休みは年間120日くらいがいい。

ちなみにこの時の年間休日88日だった。

そうして、この会社が嫌。

これが本当の理由、もちろん言わない、言えない。

そうして僕が適当な返事をするあまり先生は

「じゃあ他の会社で修行してまた戻ってくるんだね」

と勘違いしていた、まあそれでいいや。

いい感じ?にこの勘違いがまとまったころ、店を梯子しようと言われ新しくできたもつ鍋屋に移動。

しかし、ここでアクシデント。

先生がドラ息子を呼んでしまった。

そうしてもつ鍋屋で僕と先生とドラ息子の3者面談。

ド「なに?仕事辞めるか迷ってるんだって?」

え、そうじゃなくて辞める決意をしているんだけどな…まあいいや、適当に話合わせよう…

そこから一件目の焼き肉屋の話とほぼ同じ感じになったような気がする…

そこからドラ息子行きつけの小さい居酒屋に移動。

もう0時を過ぎてた、眠い。

それから、息子さんのありがたい仕事論を聞いたが眠くて覚えていない。

先生曰く「あいつは少し頼りないところもあるかもしれない仕事に関してはアツい気持ちをもっている」だそうだ。

そこは確かにそうだとおもった。

眠い中ようやくお開き。

最後に二人から「また相談に乗るから」と言われた。

いや、今日は決意表明のつもりだったんだけどな…

そうして、県外に行き面接を受けて2日後に採用のメールが届きました。

その業界はほぼド素人ですが、おとなしく誠実な感じで面接を受けたのでおそらく人柄で雇ってもらった感じです。

次回はライン転職で応募し採用してもらった会社の転職活動の様子を書こうかな?

もう少しこのお話続くかも。

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